藤まつり・・・美味探訪弁当第24弾!

新しいプロジェクトに追われていた自分は、朝は早くから夜は終電ギリギリまでと
会社に籠りがちとなり、いよいよゆっくり外食も出来なくなると、会社近くの
デパ地下に生きる為の食糧を求め、足繁く通うようになっていた。
デパ地下を散策する時間は非日常に触れる大切な時間となっていて、
硝子越に見える、あれやこれやと品定めをする自分の姿はウインドショッピング
を楽しむOLのようだ。
六月だからであろうか、お弁当の商品名にも「菖蒲」や「紫陽花」といった、
季節を表した物がショーケースを占めていた。
その中で「藤娘」という名の、丸い容器で蓋には市松柄のような幾何学的な
模様で、水彩画のようなボヤけたような感じで藤が書かれていた。

新緑御膳 藤娘2000円(税込)

サイズφ20.5×H5cm

「藤の花かあ・・・」
小さい頃に棲んでいた家の近くに神社があるのを思い出した。
実にこじんまりとした感じではあるが、古の時を刻む由緒正しき神社で、
六月に入ると藤まつりが大々的に催され、遠方からも人が来る程だった。
お祭りの期間中は出店が所狭しと軒を並べ、いつもは見かけない人も
ワイワイと連なり、自分はこのギャップと賑やかさが大好きだった。
その日だけは特別にと親からもらったおこずかいをぎゅっと握りしめ、
友だちと競うように走っていったものだった。
あの時大事に握っていたお金や、直ぐに萎んでしまうヨーヨー、
今思い返せば愛おしくなるものだ。
十人十色というように、人それぞれに楽しくて、輝いていた時代があった。
しかし、人は生き続ける事で過ぎ去った物を置いてきてしまうもの
なのだろう。
今日は思い出をお肴にしながら、「藤娘」でも楽しもう・・・

※当商品は、ご予約商品販売期間4月25日~6月30日お渡し分迄のご予約商品
 となります。
 また、例年早く売り切れる 人気商品でございますので、お早目にご注文
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